町内の皆さんが集まる町会館の改装工事に、メルクシパインのユニタイプをご採用いただきました。
こちらは町会館の2階、畳敷きの広間につながる廊下部分と、そこに面した事務室(色々と大切なものが写り込んでしまうため、写真は割愛しました)です。
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1階には、インドネシアチークのユニタイプをご採用いただきました!)
明るい色味とはっきりとした木目でお馴染みのパイン材は、北欧産のレッドパインがお求めやすさと居心地の良さで特に親しまれていますが、実は産地や品種ごとに様々な色味や木質・表情を備えた個性豊かな材が流通している、非常に身近な木材です。
メルクシパインは、マツ属のなかでは最も温暖な地域で生育する品種として知られ、インドネシアやタイ、カンボジアといった東南アジアで産出されるパイン材です。あまりパインらしくない、広葉樹のような木目が特徴で、くせのない黄白色の木肌や適度な硬さ、加工性や塗料の乗りの良さもあり、ドアや建具などの内装材を中心に幅広く活用されています。
こちらの【SP1CB】はそんなメルクシパインのワイルドグレード(節あり)にブラシ加工を施し、着色ウレタン塗装をかけたもの。ブラッシングにより少しだけ木目の凹凸を際立たせ、そこにダークな色味の着色を加えたことで、どこか懐かしさをおぼえるような、味わいのある表情に仕上がっています。
設計:
株式会社大卓建設(大阪府泉佐野市)
施工:
株式会社大卓建設(大阪府泉佐野市)