「あかい工房の家は、対話でできている」という、兵庫県神戸市の有限会社 あかい工房様。
その家に住む人の「これまで」を基に「これから」を一緒に思い描き、家が形になるまでの背景を共有し、その家での暮らしがより良い人生の礎となるよう、お施主様と徹底的に対話を重ねることをモットーとしておられます。
そんなあかい工房様が手がけたこちらの物件は、築56年(2021年当時)の古家の大規模修繕。
お施主様のお祖父様が建て、1995年の大震災も耐え抜いたこの家を、お孫さんが新たなくらしの場として再生されました。
採用頂いたインドネシアチークの床材は、大谷石やラワン合板、あるいはソファのファブリックといった素材の質感や表情とも非常に相性が良く、随所で現しになっている古材ともマッチして、お部屋の「つなぎ役」として全体の印象をまとめあげています。広い面積を占めるため、お部屋の雰囲気を左右することが多い床材ですが、こうしたアプローチは木目の主張が控えめな材ならでは。やわらかな光、静謐なお庭の趣、膨大なレコードのコレクションに12面体の無指向性スピーカーと、上質で豊かなくらしが目に浮かぶような、素敵なお住まいです。
施工:
有限会社 あかい工房
使用木材 |
【在庫限り】チーク ユニ(床暖房兼用)プレミアムフローリング (TESDS) |
施工現場 |
兵庫県 個人住宅 |
塗装状態 |
オスモ自然塗装 |