マンションのリノベーション案件に、重ね貼り用のオーク複合フローリングをご採用いただきました。
床のリフォームにあたり、既存の床の上から新たに床材を貼る『重ね貼り(上貼り)』は比較的よく見られる施工方法です。既存の床を剥がす、下地からやり直すといった方法に比べて短納期で済み、解体・施工に伴う廃材も少なく済む...といったメリットがある一方、どうしてもドアや巾木などとの兼ね合いで使用できる床材が限られる(厚みのあるものは使いにくい)といった問題があります。
木質フローリングの一般的な厚みは15mmや12mmですが、こちらのフローリングは、そうした『重ね貼り』に対応するため開発された、6mm厚の複合タイプ。表層は1mm厚の突板、基材には安定性の高いバーチ合板を使用することで、木材特有の反りやねじれを抑制しつつ、木のフローリングらしい質感や風合いが存分に楽しめます。
こちらは港に面した、空へと抜けていく眺めが気持ちいい、明るいお部屋。白で統一したシンプルなインテリアに、適度な色幅のオーク材がアクセントになっており、お部屋の雰囲気に立体感と奥行きを与えています。家具やファブリックの色などを選ばずなじみの良いオーク材の床ですので、住む方によってどのようにもコーディネートできる、懐の広いお部屋です。
使用木材 |
オーク(ナラ) 複合(突板)一枚もの(重ね貼り用)ナチュラルフローリング (OKOAT) |
施工現場 |
兵庫県 個人住宅 |
塗装状態 |
つや消しウレタン塗装 |