都内の撮影スタジオに、オーク複合フローリングの一枚ものをご採用いただきました。こちらは4mm厚のオーク単板を用いた、220mmの超幅広フローリングです。
一般的に、木材は幅が広ければ広いほど、厚みが薄ければ薄いほど反りやすくなるため、無垢フローリングですと標準的な15mm厚に対して150mm幅が最も『幅広』の部類になります。それに対し、直交した木目の板を交互に貼り合わせた複合(合板)フローリングは、それぞれの板が互いの『動き』を抑制するため寸法安定性に優れており、180mmや220mmといった超幅広材でも比較的安定した状態で使用が可能です。
幅広の場合、カッチリとした印象に仕上がる細幅に比べると、板と板の継ぎ目が少ないためスッキリとしてくつろいだ雰囲気になります。オークのように木目がハッキリとした樹種でも主張が強すぎると感じることがなく、存在感がありつつもお部屋全体のテイストを「まとめやすい」点も魅力です。
硬質で耐久性に優れ、合わせる家具や建具、壁やファブリックの色味を選ばないオーク材の幅広フローリングは、無垢フローリング選びの「まずはここから」という基準点であり、かつ悩みに悩んだ末に「やっぱりこれが好きなのかな」と行きつくお客様も多い、『ザ・定番』といえる床材です。
使用木材 |
オーク(ナラ) 複合(挽板)一枚もの(床暖房兼用)ワイルドフローリング (OK9XM) |
施工現場 |
東京都 撮影スタジオ |
塗装状態 |
無塗装品を施工後、現場で自然塗装(オスモ社 フロアークリアー) |