店長
今回はいつもフローリング材をご購入いただいているリフォームショップLOYD松原様のリフォーム現場、U様邸におじゃましています。 施工中にもおじゃましましたが、雰囲気が全く変わりましたね!驚きました。 U様はリフォームに当たってどんなイメージを持っていらしたのですか?
お客様
アンティークリフォームみたいな形を望んでいました。施工会社をいろいろさがして、3件からプランを出していただいたんですが、物足りなくて...。それでさらに探したらLOYDさんに行き当たり、スタジオにお邪魔したんです。 話し始めて5分で、「あ、この方私の意図を汲んだ上でプラスαの提案してくれる」って思えたので、もうすぐに「お願いします」と。
LOYD松原様
私の方は希望されるイメージ写真を最初にもらったので、それを見て「オールドイングランド」だなとピンと来たんです。それに、こちらに伺って家具や全体の雰囲気を見た時にお好みもわかりましたし。
店長
こちらではオークの乱尺タイプにローズウッド色のオイルを塗ってアンティークに仕上げていただきましたが、オークをお選びいただいた決め手は何でしょう?
LOYD松原様
実はこういったオーク材を使うのもブリティッシュスタイルなんですよ。ウェールズ地方がそうなんですけど、ローマ帝国の支配を受けてた頃のイタリア文化が残った独特の雰囲気があるんです。 それにイギリスの人って不安がよぎったり心を静める時にオークに触るっていう習慣があって、家具なんかもオークがすごく多いんです。 昔のイギリス船にはほとんどオークを使っていたし、海軍の歌なんかにもオークが沢山出てきたりと、イギリス文化の中に根強く生きているんですね。そういうところがすごく好きで、最初からここはオークだなと思っていました。
店長
松原さん...、なんだかものすごく詳しいですね!ビックリしました。
LOYD松原様
ははは、実はこれ、僕も一番好きなスタイルなんですよ。
店長
さて、今回リフォームをするにあたって、一番気を使った部分というのはどこでしょう?
LOYD松原様
COCO(ココ)です。
店長
え?
LOYD松原様
COCO(ワンちゃん)と仲良くできるかどうか、一番気を使いました(笑)。
お客様
昼間二人きりの時が多くて、知らない人が来ると唸るんですよ。この子野犬の子供なので、もともと人に慣れて無くて。預けるとかえってストレスになるとお医者様に言われて、家でお留守番になったんですけど...
LOYD松原様
お互いにストレスにならないように、仲良く折り合いをつけてやりましたよ(笑) それから、そのまま残す部屋もあるので、古い部分と新しい部分にはっきりと区別がついてしまうとまずいでしょう、どうやって違和感なくなじませるかそのバランスにも気を使いました。
店長
ここはもともと板間だったんですか?
LOYD松原様
いえ、縁側と押入れがついたごく普通の和室でした。
お客様
実はほとんど使っていなくて物置のような感じだったんです。庭も草がぼうぼうで全く雰囲気が違いました。私はアンティークが好きなので真新しい印象になるのは嫌だったのですが、何しろ古いので最悪の場合、全部壊して作りなおしてもらうしかないと思っていたんです。そうしたら、古い梁まで磨いて利用して下さって。 それと、庭も全部やってくださる業者さんがよかったんです。別の会社にお願いすると部屋との整合性が取りにくいし。 その点LOYDさんはまとめてできるし、使ってほしい材料を工夫して使ってくださったり、雰囲気に合う窓枠やライトなんかもこだわって探してくれてほんとによかったです。
LOYD松原様
結構大変でしたよ。ここの窓は元々一つだったんですが、それを4つに区切って小さいイギリス製の上げ下げ窓にしたんです。テラスの開き窓も外国から輸入して、枠に合わせるのが大変でした。これが一番苦労したかな。
店長
これだけのリフォームだと、松原さんにも不安があったりするのでしょうか?
LOYD松原様
そんなに無かったですね、まずお客様と息が合うってことがわかったし、割と任せてもらえたので。僕は施工しながらバランスを見て、変えた方が良くなると思えば変えますから、それに対応してもらえないと難しいんです。 あとロッド・スチュワートが好きだって言ってたんで「あ、じゃあ大丈夫だな」って(笑)。
お客様
たまたまロッド・スチュワートのコンサートに行くときで、「ロッドのコンサートがね」って言ったらそれで盛り上がっちゃって、ロック系好きってことはセンスが合うなって(笑)。 プロだと認められれば、私より絶対いい提案ができるはずなので、そのあとはもうほぼお任せしました。
店長
すみません、私達はフローリング屋なので、少し床のお話もお伺いしたいと思いますが、実際に今生活されてこのオークフローリングのご感想はいかがでしょうか?
お客様
もともと幅の広いものでやりたかったので、こちらの希望とすごく合っていました。肌触りもいいし、頑丈ですよね。
店長
無垢材は今までお使いになったことはありますか?
お客様
この家は昭和20年代に建ったので、まだ合板ができる前のもの。ですからフローリング部分は当然無垢材を使っているんです。ざっと60年ですね。 その質感が大好きなので、最初から合板というのは頭になかったんです。
LOYD松原様
もちろん傷んではいるけど、まだしっかり使えます。これはすごいですよ。合板なら10年で劣化しますから。
店長
これもまた、無垢ならではですね。こちらの床も末永く使っていただければと思います。
お客様
本当にとても満足しています。ありがとうございました。
LOYD松原様
COCOも床にビニールを貼っているときは入ってこなかったんですけど、ビニールを取りはじめたら取った部分に入ってきてごろんとしていましたよね。
お客様
やっぱりわかるんですね~。気持ちがいいんですよ!