大正11年築の京町家のリノベーションに、床暖房対応の国産桧フローリングをご採用いただきました。
床暖房といえば、熱による木材の収縮、それによる「板と板の隙間」が問題になりやすく、一般的に「無垢材と床暖房は相性が良くない」と言われます。板幅を狭くする、含水率を落とすなど、様々な方法で床暖房に対応できる(伸縮の幅が小さい)無垢フローリングに加工していますが、こちらの国産桧は『圧密』という処理により床暖房に対応しています。
『圧密』とは、高温のローラーで表面に圧力をかけて圧縮する加工のことで、表面硬度の向上による傷のつきにくさ(表面の1~1.5mm程度を圧縮するため、針葉樹ならではのソフトな足あたりは失われません)、浮造りに似た仕上がりによる快適な歩行感、床暖房にも対応可能な寸法安定性などを実現したものです。杉や桧といったやわらかな針葉樹の良さを活かしつつ、硬度の向上によるさらなる用途拡大が期待されています。
そんな『圧密』の桧をご採用いただいたのは、京都の古民家を改装した賃貸住宅。
東向きに大きく開けたお庭に「広がる」空間、住まう人によって「広がる」様々な使い方の可能性、そんな「広がり」をテーマにリノベーションされています。経年の重みを感じさせる梁や柱と、節ありの桧が持つ明るく飾らない雰囲気、やわらかな質感が好対照を成す、古都の『今』の暮らしを感じさせるお住まいです。
商品情報
国産桧 圧密 一枚もの(床暖房兼用)通常品フローリング
国産桧圧密一枚もの(床暖房兼用)通常品フローリング(オスモ自然塗装)15×105×1820
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