歴史のある京都の長屋建築を改装した物件に、バーチ(カバ)の複合材:マルチレイヤーをご採用いただきました。
バーチは明るい色味と穏やかな木目が特徴で、割れやささくれなどが出にくい木質ということもあり、保育園や幼稚園、ヨガスタジオなどのご採用例が多いフローリング材です。硬すぎずソフトな踏み心地と相まって、控えめながらあたたかく柔らかな雰囲気を演出してくれます。
こちらのお家は、長屋の2軒分を改築して1軒の住宅にアレンジしたもの。2軒のちょうど間にあった大黒柱などの構造材のほか、繊細な模様のすりガラスが美しい扉や窓など、以前の住居に残っていた味のある建材を活かして再利用しています。和室の1畳分を床の間の代わりにフローリングにすることですっきりと綺麗な印象にまとめるなど、海外との2拠点生活を営むお施主様の『和』『洋』のバランス感覚が光る、なんとも素敵なお住まい。きめ細かくさらっとした足触りが心地良い、バーチ材の明るい雰囲気が見事に引き立てています。
使用木材 |
バーチ(カバ) 複合(挽板)一枚もの(床暖房兼用)ナチュラルフローリング (KB7OS) |
施工現場 |
京都府 個人住宅 |
塗装状態 |
オスモ自然塗装 |