オーク(ナラ)材は虎斑(とらふ)と呼ばれる模様が必ずあり、「みみず」のような模様はこの虎斑(とらふ)のことです。
虎斑(とらふ)は広葉樹に必ずあるのですが、特にオーク材はよく見ることができます。この虎斑は木材用語では放射組織と呼ばれ、立ち木の時は養分貯蔵の役割であった細胞です。
放射組織という名前の通り、木の中心部から年輪を横断するように放射状に広がっています。ですので、木材は柾目取りした場合は、必ずこの虎斑(とらふ)模様が現れます。よく「虎斑が多いナラはいい」と言われますが、これは柾目が多いから言われているのではないかと思われます。