オシャレで高級感のある無垢フローリングとして、人気の高い、ウォールナットフローリングですが、施工後白いもやもやが出てくることがあります。
これは硬い木(広葉樹)特有の現象で、「ふき戻し」といわれています。
ふき戻しとは、木が硬くて染みきらなかったオイルが、汗のように表面に噴出してきた状態のことをいいます。
床が理由も分からず白くなってきて、驚かれるかたも多いと思います。
しかし、どうぞご安心ください、この「ふき戻し」もご自身で補修が可能です!
それでは本日はウォールナットの「ふき戻し」の補修方法をご説明しますが、まずこの2つの樹種の違いについておまとめしましたので、ご興味のある方はチェックしてみてください!
(すぐに補修方法をご覧になりたい方は、こちらの項目をスキップ>>)
アメリカンウォールナットは、アジアでとれるアジアンウォールナットと見た感じが似ているため、商業ベースでも混同されることが多いのですが、
アメリカンウォールナットは「くるみ(ウォールナット)科」の樹種、アジアンウォールナットは『ロックファ』 と呼ばれる樹種と、異なる樹種です。
主な特徴は以下の通りです。
チーク、マホガニーとともに世界三大銘木とよばれるのが、このウォールナットです。
黒系の床材の人気商品で、違う樹種に"ウォールナット色を着色する"という方も多いことからも、ウォールナットのダークな色味の人気がうかがえます。
落ち着いた木目も特長で、床のほかに、家具や楽器にもよく使われます。
木目が美しいことから古くから高級家具や挽板などに重用されてきた樹種です。
アジアンウォールナットは、硬くてしっかりした素材で、深いこげ茶色をしています。
アメリカンウォールナットよりもさらに重厚で非常に硬い材で耐久性に優れていることから、一般住宅だけでなく、土足での歩行や、人通りの多いレストランやショールームなどでも活躍する樹種です。
カフェやブティックなどにも施工していただいています。
もっとそれぞれの樹種についてお知りになりたい場合には、
オフィシャルサイトの樹種紹介をご覧ください!
>> アメリカンウォールナット材の豆知識
まず使う道具です。
・600番のサンディングペーパー
・施工時に使った塗料
・掃除機
※POINT※
塗料は最初に塗布したものをご用意ください。
また、塗装の前にワックスや蜜蝋などを塗ると「ふき戻し」を起こしやすくなるのでご注意を。
では補修をしていきましょう。
STEP1
白くなっている板全体をサンディングペーパーで削ってください。
ここでのポイントはあまり力を入れすぎないこと。
優しく全体的に均一になるよう削っていきましょう。
STEP2
削ってでてきた粉を、掃除機などでしっかりと吸い取ります。
STEP3
キッチンペーパーなどを使い塗料を塗っていきます。
範囲が広い場合にはTシャツなどの着古した布を使いましょう。
タオル生地は繊維がついてしまうので使わないのが塗装をする際のポイントです。
塗料が乾けば完成です!
いかがでしたでしょうか?
このようにとっても簡単にメンテナンスが可能です。
補修方法を動画でもご紹介しています。
動画はコチラからチェックしていただけます ↓↓↓
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過去にはこのよう内容でご紹介してまいりました。
どの記事も分かりやすい動画解説がありますので、
気になる記事はぜひチェックしてみてください!
>> 自分でできる!無垢フローリングのひび割れを補修する方法
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